まるち矯正歯科

 
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良い歯並び咬み合わせを獲得するために重要な事とは

矯正治療を始めるにあたってかならず現状(歯の状態・骨格・口元・咬み合わせ)を記録しておきましょう

顔・口元の写真、歯および口腔内の写真、骨格のレントゲン写真、歯根の状態が把握できるレントゲン写真、歯および歯列の模型など。治療中や治療後の資料と比較することで治療の効果や子供であれば成長を確認することができます。転居による転医の場合もこれらの資料があればスムーズに引継ぎができます。これらの資料は矯正歯科で行う精密検査ですべて記録されます。 

悪い癖は早く治す

歯や歯並びに悪影響を及ぼす悪い癖には爪咬み、唇をなめたり咬んだりする癖、弄舌癖、口呼吸などが有り、特に指しゃぶり、舌癖などは舌の使い方をトレーニングする装置を使いなるべく早期に改善すると矯正治療もスムーズに進み治療後の歯並び咬み合わせが安定します。悪習癖が残ったままであれば矯正治療前の状態に戻りやすくなります。

歯を動かすためには

歯に弱い力をゆっくり長く加える必要があります。歯根(歯根膜)が歯槽骨を圧迫することによって骨が吸収され歯が動きます。動いた所には骨ができて歯を支えます。その繰り返しで歯を動かします。お口の中の状態は人それぞれで異なっており最適な治療装置もさまざまで、多くの装置の知識と技術が必要です。

歯を動かすということ

口の中に見えている歯の部分(歯冠:しかん)は歯のごく一部分で、その下で歯冠の約2倍の長さの根っこ(歯根:しこん)が咬む力を支えています。歯根の長さや形は前歯と奥の臼歯とでは異なり、それぞれの歯で動かす力も異なります。歯を動かすには歯冠と歯根、歯を支える骨(歯槽骨)と歯槽骨(しそうこつ)を支えるアゴの骨、アゴの骨を動かす筋肉、上アゴと下アゴをつなぐ関節。それらをよく理解する必要があります。また、歯を動かすというのはアゴの骨の中にある歯根を移動させる技術です。歯根の形状や大きさは各々の歯によって違うため歯を動かすための力加減も異なり、骨格の形状や筋力の強さによっても変える必要があります。

FACIAL PATTERN

顔面型

短顔型

Brachyofacial pattern  

短めの角ばった顔つきで、咬む筋肉の繊維が太く短いので咬む力も強く歯を動かすにも強い力が必要。咬み合わせが深くなりやすい。

中顔型

Mesiofacial pattern 

短顔型と長顔型の中間の顔つきと筋肉で、歯の動き・かみ合わせの深さもコントロールしやすい。

長顔型

Dolicofacial pattern   

細長い顔つきで、咬む筋肉の繊維が細く長いので咬む力も弱く歯も動きやすいが、動かしたくない歯まで動いてしまう。咬み合わせが浅くなりやすい。

 
 


セファロトレース

顔の形や大きさを把握するためにセファロ(規格写真)を撮影しそれを線のみで写し取り(トレース)、そのトレース上で骨格の角度や距離を測定し、標準的な骨格と比べどこがどのように異なるか見極めます。顔面の骨格は短顔型・中顔型・長顔型の3つのパターンに分類され、その顔面型によって顔面の筋肉のタイプも決まってきます。
歯を動かすうえでの設計図の役割を果たし、子供では矯正治療中の成長の予測も行います。


 
 


パノラマレントゲン

歯根の長さや形は前歯と奥の臼歯とでは異なります。歯根の長さや形に異常がないか、乳歯の下に生え替わるための永久歯がそろっているか、その位置や方向にズレはないか、歯を支える骨(歯槽骨)などの確認を行います。